ブレンスタッフの挑戦
費用対効果に優れた建物の提供
建築生産プロセスにおける生産性及び利益率の向上
少子高齢化に直面する建築業界の「働き方改革」への貢献
を目指しています。
具体的な取組
- BIM人材の養成:Revitをはじめとするソフトの導入と技術者の拡充
- 建築のベストプラクティスの追求:実証実験を重ね「dpc設計マネジメント」の開発
- BIMを活用した「施工図」「製作図」の作成支援及び周辺業務の効率化
- 地域に根差したBIM技術の普及活動
- 「庄内BIM研究会」の立ち上げ及び運営支援
- 地元「鶴岡工業高校」生徒のBIMを活用した卒業設計支援
「未完成設計図」問題
「設計図だけでは建てられない」という現実
「未完成設計図」とは、着工後に明らかになる不具合や未決定事項を残したままの設計図です。
「未完成設計図」が存在する背景
- 実際に建てるために不可欠な図面間の調整や施工に必要な決定事項が、施工段階に先送りされている
建築主様にもたらす望ましくない影響
- 期待されるデザインと性能が得られないリスク
- 建設コストが増加するリスク
- 工期長期化に伴う事業開始の遅延リスク
「未完成設計図」問題の解決策
- 設計者に仕上がりの確認を着工前に要求する
- 前提条件として、企画段階から設計者に加え施工関係者全てを特定する(維持管理者も予め特定することが望ましい)
- 後工程を前倒しする「フロントローディング」を実現できるエンジニアリング機能が必須となる
施工現場の3M
気付いていても解消できない施工現場のムリ・ムダ・ムラ
- ムリ 長時間労働 予算超過
- ムダ 工期圧迫や重複工事に伴う要員や建設資材の過剰負担
- ムラ 設計変更や計画変更に伴う各種作業の一時中断・突貫作業
「施工現場の3M」が発生する理由は、設計図が未完成のまま走り出すためです。
従って、3Mを解消するためには、従来の建築プロセスから、BIMのワークフローを活用したフロントローディングを行うことが必要です。
建築生産プロセスにおけるフロントローディング
「フロントローディング」とは?
設計の初期段階に負荷(ローディング)をかけ、作業を前倒しで進めることです。
「フロントローディング」の効果
従来方式と比較して、
- 建築主にとっての費用対効果の最大化に貢献
- 工期の適正化
- コストの削減
- 品質の向上
- 維持管理の効率化
「フロントローディング」を実現するには
- 企画段階に建築主が設計者と各種施工者を選定すること
- 建築主に選定された各種施工者と設計者の協働を適切にマネジメントすること